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共同通信
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厚生労働省は大学3年生に対する実態調査を昨年12月~今年1月に実施し、9679人の回答を得た。「世話をしている家族がいる」と答えたケアラーは6.2%(約16人に1人)。世話の対象は「母親」との回答が最も多く、39.8%だった。精神疾患(疑いを含む)や、外国人で日本語が不自由なことが世話の理由と思われる回答が多かった。
母親に関する世話内容は過半数が「家事」。「感情面のサポート」「家計を助ける」が続いた。
家族のケアのために大学進学の際に苦労したことや影響があったかを尋ねた質問には、「学費等の制約や経済的不安があった」26.7%。