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共同通信
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静岡県熱海市の大規模土石流で、同市議会に設置された調査特別委員会(百条委員会)は7日午後も続き、起点となった土地の旧所有者が2007年に盛り土の届け出をした際、書面の一部に空欄が残る不備があったのに市が受理した理由について、当時の市建設課長が「受理しなければ市に隠れて造成を進めると考えたため」と述べた。
元課長は、旧所有者がそれまでも不適切な造成を繰り返していたことを念頭に「(空欄があっても)届け出を受理した上で積極的に監視した方が効果的だと思った」とも説明した。
7日午前には後任の建設課長が内容に不備のある変更届を受理したと認めた。