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共同通信
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防衛省統合幕僚監部は7日、中国のY9電子戦機が同日午前から午後にかけて、沖縄県の石垣島や宮古島から南方の太平洋上を飛行したのを確認したと発表した。台湾の方向から東へ進んだ後に反転し、西向きに移動した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応した。対領空侵犯措置で、電子戦タイプのY9を確認するのは初めてとしている。
中国機は近年、台湾の防空識別圏に入る飛行も繰り返している。防衛省は沖縄周辺を含めた広い範囲で、活動がさらに活発になる恐れがあるとみて動向を警戒している。
同省が公表した写真では、機体下部からアンテナとみられる突起物が多数出ているのが確認できる。