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共同通信
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【ワルシャワ共同】北大西洋条約機構(NATO)最前線の加盟国ルーマニアのチウカ首相は、ロシアのウクライナ侵攻がルーマニアやジョージア(グルジア)、モルドバなどの黒海地域全体に「影響を及ぼす」と指摘し「黒海はロシアの武力侵略の標的になっている」と脅威を訴えた。8日までに共同通信の書面インタビューに応じた。
また、ロシア軍によるウクライナの原発制圧は国際社会にとって深刻な懸念だとした。
チウカ氏は、ロシアのウクライナ侵攻を「残酷で不当で違法」と非難した上で、侵攻による黒海地域への影響は安全保障だけではなく、通商・貿易分野にも拡大するとの見方を示した。