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共同通信
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【ニューヨーク共同】物言う株主として知られる米著名投資家のカール・アイカーン氏が動物愛護の観点から、米ファストフード大手マクドナルドに対し、豚肉の調達方法の改善を求めた。自身が推す2人を取締役に就任させようと委任状争奪戦の構えも見せ、注目を集めている。
アイカーン氏は、妊娠した豚を身動きのできない狭いおりに閉じ込める飼育方法を問題視。おりを使わない生産業者からの調達に切り替えることを2012年に宣言していたマクドナルドが「約束を果たしていない」として、22年2月に行動に移した。3月には米大手スーパーのクローガーにも同様の要求をした。