甲府地検「法にのっとり判断」

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共同通信

 甲府市の夫婦殺害、放火事件で19歳の被告を起訴した甲府地検は8日、記者会見で「重大事案だ」などと氏名を明らかにした経緯を説明した。報道陣から公表の理由への質問が相次ぎ、法にのっとった判断との説明を繰り返した。

 午後3時過ぎ、地検の岡本貴幸次席検事が用意した資料に目を落としながら「特定少年による放火殺人事件につき本日、公判を請求した」と起訴内容の説明を始め、氏名を読み上げた。

 その後、事件当時の被告が改正少年法の「特定少年」に当たることに改めて言及。最高検が示した公表基準も引用しながら「法令にのっとり、諸般の事情を考慮し、内容を踏まえた」と理由を説明した。