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共同通信
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【ワシントン共同】米上院は7日、バイデン大統領(民主党)が黒人女性として初の連邦最高裁判事に指名したケタンジ・ジャクソン連邦高裁判事(51)の人事案を賛成多数で承認した。引退表明したリベラル派のブライヤー判事(83)の後任として今夏に就任する見通し。支持率低迷にあえぐバイデン氏は11月の中間選挙に向け、実績としてアピールする考えだ。
最高裁の判断は人工妊娠中絶や銃規制など米社会を二分する問題の行方を左右する。判事は終身制で定数9人。トランプ前大統領(共和党)が保守派3人を送り込み、保守色が強まった。現在の構成は保守派6人対リベラル派3人。