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共同通信
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【北京共同】中国国家統計局は11日、3月の消費者物価指数が前年同月比で1.5%上昇したと発表した。上昇率は前月から0.6ポイント上がり、4カ月ぶりに拡大に転じた。中国各地での新型コロナ再流行や国際的な原材料価格の上昇の影響を受けたとみられ、インフレが加速する懸念も出てきた。
燃料のほか生鮮野菜や卵などが上昇したが、食品全体ではマイナスとなった。アフリカ豚熱の影響で高騰が社会問題となっていた豚肉価格の下落が続き、養豚業界の懸念材料になっている。
3月の工業品卸売物価指数は前年同月比で8.3%上昇。上昇率は前月から0.5ポイント下がり、5カ月連続で縮小した。