チリ人被告に終身刑求刑

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共同通信
ニコラス・セペダ被告

 【ブザンソン共同】2016年にフランス東部ブザンソンに留学していた筑波大生黒崎愛海さん=当時(21)=が行方不明になった事件で、殺人罪に問われた元交際相手のチリ人、ニコラス・セペダ被告(31)の論告求刑公判が11日、ブザンソンの裁判所で開かれ、検察側は「計画的犯行だ」として終身刑を求刑した。フランスでは死刑がなく終身刑が最高刑となる。

 セペダ被告は公判で一貫して無罪を主張。審理している陪審制の重罪院は今月12日に判決を言い渡す予定。

 黒崎さんは16年12月、チリからフランスを訪れたセペダ被告と夕食を取り、学生寮の自室に一緒に戻った後、行方不明になった。