市民攻撃「おぞましい」

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共同通信
11日、国連安全保障理事会の会合で話すトーマスグリーンフィールド米国連大使=米ニューヨーク(国連提供、AP=共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は11日、ロシアが侵攻したウクライナ情勢を巡る公開会合を開いた。紛争下で苦しむ女性や子どもの状況が焦点で、米国のトーマスグリーンフィールド国連大使はロシア軍による市民への攻撃について「おぞましく、理解を超えている」と非難した。

 ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅へのミサイル攻撃をはじめ、市民への残虐行為が次々と明らかになっており、会合では各国からロシアに対する批判が相次いだ。

 ロシアの侵攻を巡り安保理は会合を重ねているが、当事者のロシアが常任理事国として拒否権を持つため、一致した対応は実現していない。