アダムズ市長、就任100日目
ナイトライフも「仕事の一部」
10日、ニューヨーク市のアダムズ市長が就任して100日目を迎えた。11日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
この間、「犯罪撲滅」を優先政策に掲げ、銃犯罪対策班を創設。ホームレスを地下鉄などからシェルターに移し、ホームレス・キャンプも撤去した。さらに、サマースクール枠を11万人分に増やし、若者の職能訓練プログラムも10万人分に拡充した。ただし、犯罪は増加しており、「犯罪が減らない限り、評価されない」とアダムズ氏自身も認めている。ホームレスの扱いには「残酷」との批判もある。貧困層向けの住宅や英才教育「ギフテッド・アンド・タレンテッド・プログラム」は具体案を示していない。一方、住民17人がなくなったブロンクスの火災を巡る公聴会に市担当者が欠席して、市議会との間に亀裂が生じつつある。州知事とは良好な関係にあるようだが、州議会への働きかけはこれからだ。
「仕事をやり遂げる」がモットー。「観光業界は数十億ドルをもたらす。これも仕事の一部」と旺盛なナイトライフを展開。「コロナからの回復」を強調していた矢先の10日、自らコロナに感染したことを発表した。完全菜食主義「ビーガン」と称していたが、魚を食べているところを見とがめられ、味噌をつける局面もあった。この100日、自己採点は「未完遂」とした。
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