ロシアで拷問多数と米報告書

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共同通信

 【ワシントン共同】米国務省は12日、世界約200カ国・地域を対象とした2021年版の人権報告書を発表した。ロシア当局が、政治的な理由で同国に住むウクライナ人を逮捕して裁判にかけ、その多くが拷問を受けたと主張しているとした。中国新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族などの人権状況も批判した。

 ブリンケン国務長官は12日の記者会見で「65カ国で100万人以上の政治犯が拘束されている」とした上で、ロシアの反体制派ナワリヌイ氏らを例に挙げた。中国を巡っては、ウイグル族に対し「ジェノサイド(大量虐殺)を続けている」と非難した。