参院憲法審もオンライン容認多数

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共同通信
討議を行った参院憲法審査会=13日午後

 参院憲法審査会は13日、オンライン審議をテーマに討議を実施した。自民、立憲民主両党の議員らが賛成意見を表明し、容認論が多数を占めた。大災害といった緊急事態時に加え、女性議員の妊娠・出産などを想定する。一方、セキュリティーの観点から課題を指摘する声も出た。衆院憲法審は既に緊急事態時に限ってオンライン審議を認める見解を議決している。

 自民の山下雄平氏は「大災害や感染症のパンデミックだけでなく、出産や病気の場合もオンライン出席と表決への参加を認めるべきだ」と主張した。立民の白真勲氏は、実施に当たっては厳重な本人確認が必要だとした。