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共同通信
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震度7を2回記録し、熊本、大分両県で計276人が犠牲となった2016年4月の熊本地震は14日、最初の激震「前震」から6年となり、熊本県庁で追悼式が開かれた。熊本では今なお95人(3月末時点)が仮設住宅で暮らしており、住まいの再建に向けた取り組みが引き続き求められている。
熊本県御船町の会社員持田佳征さん(54)の母哲子さん=当時(70)=は自宅が倒壊し、亡くなった。式で遺族代表を務めた持田さんは「いつも家族を一番に考えてくれる優しい人だった」と哲子さんをしのび「地震を教訓に、大切な家族を守る備えをしっかりとしていただきたい」と呼びかけた。