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共同通信
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【ロサンゼルス共同】米南部オクラホマ州のスティット知事(共和党)は12日、人工妊娠中絶を重罪と位置付け、最高で禁錮10年と罰金10万ドル(約1250万円)を科す州法案に署名、同法が成立した。8月下旬にも発効が予定される。米メディアは事実上、ほぼ全ての中絶が禁止されるとし、同法を提案した州上院議員は「現時点で、全米で最も強力な」禁止法だと強調した。
スティット氏は署名に際し「オクラホマ州を全米で最も胎児の生存権を尊重する州にし、中絶を非合法化したい」と述べた。一方、中絶の権利擁護を訴える団体は訴訟を提起して対抗する構えを示している。