NYの地下鉄発砲、強固な殺意か

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共同通信
12日、米ニューヨークの地下鉄で捜査する警察官(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市の地下鉄で10人が撃たれた発砲事件で、市警は12日、現場となった地下鉄車内や駅ホームで予備の弾倉やおの、ガソリンのような液体などを遺留品として押収した。動機は不明だが、強固な殺意に基づく計画的犯行とみており、重要参考人として公表した黒人の男(62)の行方を追っている。

 「ユーチューブ」には男のものとみられるチャンネルがあった。2月投稿の動画では、黒人のアダムズ市長が明らかにした地下鉄の治安改善計画は「失敗する運命」で、自らは市長による精神疾患対応計画の「犠牲者」だと主張していた。市や社会全体に不満を抱いていたもようだ。