NYPD、容疑者追跡に全力
地下鉄内発砲事件で
ブルックリン区で12日に発生した地下鉄内の発砲事件。ニューヨーク市警(NYPD)は、重要参考人として氏名と顔写真を公表した男を容疑者に切り替え、全力を挙げて行方を追っている。13日、NBCニューヨークが報じた。
男はフランク・ジェームズ容疑者(62)。犯行現場には犯人のものと思われるバッグが残されており、警察は中から武器などと共にレンタカーの鍵やクレジットカードを発見。レンタカーを借りたのは同容疑者とみて行方を追っている。「犯人は黒人で、身長5フィート5インチ、体重170ポンド程度」という目撃情報とも一致している。
同容疑者は過去にアダムズ市長に対して怒りの矛先を向け「米国は暴力にまみれた人種差別の地」などと発言する動画をSNSに投稿していた。ニュージャージー州で前科があり、ペンシルバニア州フィラデルフィア市やウイスコンシン州ミルウォーキー市に在住していたことも判明している。NYPDなどは5万ドルの賞金を出して情報提供を呼びかけている。
この事件では少なくとも23人が負傷。その内10人は銃弾を受けており、5人は重傷だ。その他は、逃げる途中の転倒や犯人がたいた発煙筒の煙の吸引に起因。12歳から16歳の子供4人も含まれている。いずれも命に別状はないという。警察関係者は、犯人の銃が弾詰まりを起こし、事態の深刻化を免れた可能性があると指摘している。
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