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デルモニコス、立ち退きの危機
9カ月間の家賃滞納

マンハッタン区の金融街にある1837年創業の老舗レストラン「デルモニコス」が、立ち退きの危機に直面している。イーター・ニューヨークが11日、報じた。
ビーバー・ストリート56番地のデルモニコスを所有するタイム・エクイティーズ社は1月末、9カ月間にわたり家賃を滞納しているとして、14日以内に立ち退くよう通告。立ち退き手続きの有効性をめぐり、当事者らが法廷で争ったため、期限は延期された。
裁判所は4月上旬、デルモニコスに対し、立ち退きの執行を一時的に停止するための禁止命令を発行。30万ドル近い家賃を滞納しているとのタイム社の主張に対し、デルモニコの経営陣は、昨年9月のハリケーン・アイダによる洪水の被害について、タイム社が完全に修繕しておらず、合法的に支払いを保留していると強調している。昨年秋までは、家賃を全額支払っていたという。
タイム社のフランシス・グリーンバーガーCEO兼会長は「ハリケーン・アイダによって引き起こされたダウンタウンの水害を修復するために、エンジニアや市と緊密に協力しており、そのことはテナントにも伝えてある。デルモニコスと解決に至り、対立を修復することを望んでいる」との声明を発表した。デルモニコスは、パンデミックに加えて、店の所有権をめぐる別の訴訟により、2020年3月から営業を休止している。
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