熊本地震、被災地に鎮魂の祈り

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共同通信
熊本地震から6年を迎えた熊本県益城町の仮設住宅で、犠牲者を悼み竹灯籠に灯をともす女性たち。以前この仮設住宅に住んでいた=14日夕

 2016年4月の熊本地震は最初の激震「前震」から14日で6年となり、被災地では犠牲者を追悼するキャンドルや竹灯籠に明かりがともされ、住民らが鎮魂の祈りをささげた。大きな被害が出たインフラは、この6年でJR豊肥線と国道57号がそれぞれ復旧。新阿蘇大橋も開通した。一方、熊本県で今なお37世帯95人(3月末時点)が仮設住宅に身を寄せている。

 観測史上初めて震度7を2回記録した熊本県益城町。災害公営住宅として整備された広崎第3団地では、日が沈み始めた午後6時過ぎ、小学生らが大小約250本のキャンドルに点火。住民らはオレンジの柔らかな明かりを静かに見つめた。

熊本地震から6年を迎えた熊本県益城町の仮設住宅で竹灯籠に灯をともし、黙とうする住民ら=14日夕