自衛隊機、月内派遣で調整

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共同通信
3月10日、ウクライナ支援のための防衛装備品を運ぶ航空自衛隊の輸送機=鳥取県境港市の美保基地

 政府がロシアの侵攻が続くウクライナの避難民を支援するため、自衛隊機派遣について早ければ来週にも閣議決定し、月内にも出発させる方向で調整していることが分かった。中東から人道支援物資を周辺国に輸送する。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請を受け、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく「人道的な国際救援活動」として実施する。複数の政府関係者が14日、明らかにした。

 自衛隊の輸送機は日本を出発後、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに人道支援目的で備蓄してある毛布や就寝用マットなどを積載。ポーランドやルーマニアといったウクライナの周辺国に運ぶ見通しだ。