容疑者逮捕までの30時間
地下鉄内発砲事件、鍵は遺留品
12日朝にブルックリン区内で発生した地下鉄内発砲事件のフランク・ジェームズ容疑者(62)が13日昼、マンハッタン区内で逮捕された。その間、30時間。鍵は遺留品だった。14日、CNNが報じた。
現場に残されたバッグ。中には拳銃や弾倉に加え、レンタカーの鍵とワゴン車を借りた際に使用したクレジットカードが入っていた。捜査当局はすぐに借り主を割り出し、重要参考人として名前と写真を公表。ワゴン車から黄色いヘルメットとオレンジ色の作業用ジャケットを着たジェームズ容疑者が降りてくる様子が映った防犯カメラの映像も入手した。地下鉄に乗り降りする映像も発見し、12日夜には事件前後の足取りを把握した。
現場にはジャケットも残されており、そのポケットにペンシルバニア州フィラデルフィア市の貸倉庫の領収書があった。捜査当局が捜査令状を取って調べたところ、武器や銃身を発見。同様に、同容疑者のアパートから拳銃や高性能ライフルの弾倉、発煙筒などを押収した。13日朝には容疑者に切り替え、全力で行方を追った。
行き場を失ったジェームズ容疑者は自ら市警の犯罪防止ホットラインに連絡し、ローアーイーストサイドの「マクドナルド店内で、携帯を充電している」と話した。また、同容疑者を発見した人物から通報があったとも伝えられている。市警察官が駆けつけ、近くにいた同容疑者を逮捕するに至った。
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