アマゾンの賠償責任認めず

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共同通信

 通販大手「アマゾン」を通じて中国の業者から購入したバッテリーが発火し、自宅が火事になったとして、宇都宮市の会社員加藤尚徳さん(35)がアマゾンジャパン(東京)に30万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、請求を棄却した。加藤さんは控訴する方針。

 判決によると、中国製の充電式モバイルバッテリーを購入。17年11月、自宅が火事になり、消防の調査で、充電中のバッテリーが原因と判明した。

 伊藤正晴裁判長は、加藤さんはサイトのフォームを利用して中国メーカーに連絡し、和解を成立させているとし「被告に審査義務違反があるとは認められない」と退けた。