中2凍死、第三者委がいじめ認定

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共同通信
記者会見する第三者委員会の辻本純成委員長(右から2人目)=15日午後、北海道旭川市

 北海道旭川市で昨年3月、凍死した状態で見つかった中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=がいじめを受けていた問題で、事実関係を調べる第三者委員会が15日、記者会見し、性的な意味での身体接触や性的動画の送信要求など6項目を「いじめ」と認定したと発表した。辻本純成委員長は「(広瀬さんが)苦痛を感じていたのは間違いない」と指摘した。

 第三者委はいじめと死亡の因果関係などの調査を続け、8月末をめどに最終報告をまとめる意向も示した。同席した市教委の黒蕨真一教育長は「深くおわび申し上げる」と謝罪。今津寛介市長も記者会見し「人間の尊厳を大きく傷つける内容だ」と陳謝した。

第三者委員会の記者会見で謝罪する市教育委員会の黒蕨真一教育長(右)=15日午後、北海道旭川市