米、移民問題で国際会合

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共同通信

 【ワシントン共同】米国務省は15日、ブリンケン国務長官が19~20日に中米パナマを訪問し、バイデン政権の最重要課題の一つである中米からの移民問題に関し、米州閣僚会合を主催すると発表した。北米と中南米カリブ諸国の20カ国以上の外相らが参加。民主党政権の寛容な政策への期待感から移民が急増しており、中間選挙に向けた共和党から政権攻撃の材料とされる懸念もある。

 米南部国境で2月に報告された移民の人数は16万人を超えた。バイデン政権は不法移民が押し寄せる根本原因は出身国の貧困や汚職、犯罪などにあるとみて、中南米諸国と連携して問題の解決策を議論する。