ほぼすべての食品価格が上昇 3月までの1年間、8.8%値上がり

 

 

ほぼすべての食品価格が上昇

3月までの1年間、8.8%値上がり

 

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 労働統計局(BLS)の12日の発表によると、3月までの1年間に、季節変動を調整していない食品価格は8.8%上昇し、1981年5月までの1年間以来最大の上昇幅となった。この1年間で、ほぼすべての種類の食品が値上がりした。CNNが13日、報じた。

 食品の価格は、全体的に10%上昇。小麦粉は14.2%、牛乳は13.3%、卵は11.2%、果物や野菜は8.5%、ベーコンは18.2%値上がりした。根強い需要が続く中、複数の要因で供給がひっ迫したことが原因。ブラジル、米国、カナダでの干ばつは、コーヒーや大豆、小麦などの作物に影響を与え、ウクライナの戦争は小麦の価格を急騰させた。供給問題は、世界の植物油市場にも影響を及ぼしている。また、致死性の鳥インフルエンザが卵の供給量を減らし、卸売価格を大幅に上昇させた。

 BLSの季節調整済みデータによれば、多くの保存可能な商品は2月から3月にかけて大きく値上がりした。野菜缶詰の価格は4.2%上昇し、乾燥豆、エンドウ豆、レンズ豆のカテゴリーは4.4%上昇。米は3.2%上がり、クラッカーとパンはいずれも2.7%上昇。未調理の牛肉は2.1%、牛乳は1.3%、生鮮野菜は2.6%それぞれ上昇した。バターは6%増と、最大の上昇幅だった。食料価格の高止まりは、1年以上続くと予想されている。一方、ドーナツ類は1.7%、ピーナツバターは1.5%、ハム類は1.2%、値下がりした。

 


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