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共同通信
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【リビウ共同】ロシア軍が包囲するウクライナ南東部の要衝マリウポリで同国政府が徹底抗戦を訴えたことで、ロシア軍は攻勢を続ける構えだ。ウクライナ側は18日、拠点とする製鉄所に「多くの女性や子どもが避難している」として空爆を警戒した。民間人犠牲者が増える恐れがある。
ロシアにとって、アゾフ海沿岸のマリウポリの制圧は東部ドネツク州全体の攻略に欠かせない。マリウポリはロシアが「ネオナチ集団」と呼んで敵視する「アゾフ連隊」の拠点でもある。ウクライナ国防省によると、ロシア軍はマリウポリで超音速戦略爆撃機ツポレフ22M3を初投入するなど攻撃を強めている。