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共同通信
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不動産経済研究所が18日発表した2021年度の首都圏(1都3県)の新築マンション1戸当たりの平均価格は前年度比6.1%上昇の6360万円となった。バブル期の1990年度に記録した6214万円を上回り、過去最高を更新した。東京都心のタワーマンションを中心に高級物件の人気が高く、平均価格を押し上げた。21年暦年(1~12月)の平均価格が6260万円と過去最高だったのに続き旺盛な需要を示した。
建設現場の人手不足による人件費の上昇も影響した。同研究所の担当者は「円安による建材の高騰もあり、価格が下がる要素がない」と述べた。