ロシア、東部ドンバス攻撃強化

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共同通信
SNSに投稿された、製鉄所「アゾフスターリ」から立ち上る煙=ウクライナ・マリウポリ(同市議会提供・ロイター=共同)

 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ロシアのラブロフ外相は19日、ウクライナでの軍事作戦が「新たな段階に入った」と述べ、本格攻勢に乗り出したとされる東部2州(ドンバス地域)を「解放」するまで作戦は続けられると表明した。タス通信が報じた。ショイグ国防相も省幹部との会合でドンバス制圧の目的を完遂すると強調。東部での攻撃強化を鮮明にした。ゼレンスキー大統領は徹底抗戦する姿勢で、停戦交渉の進展は遠のいた。

 ロシア国防省は19日、ルガンスク州のほか南部で計1260カ所をミサイルなどで攻撃したと発表。マリウポリの製鉄所に立てこもるウクライナ側部隊に改めて投降を要求した。

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