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共同通信
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体操の名門クラブで数多くの五輪代表選手を輩出してきた朝日生命が、体操事業から2022年度限りで撤退することが19日、関係者への取材で分かった。指導に当たってきた五輪金メダリストの塚原直也氏は3月末で総監督を退任した。所属選手の受け入れ先はクラブが探している。
同社は社会貢献として多くのスポーツで支援してきたが、00年代初頭の不況に伴い野球部やテニス部を廃部。その他事業も大幅に縮小した一方で体操は支援を続けてきたが、看板事業から手を引く決断を余儀なくされた。
朝日生命は1974年に体操クラブを発足。東京都内を拠点に約半世紀、選手育成に尽力してきた。