平和賞ホルタ氏が優勢

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共同通信

 【ディリ共同】東ティモールで19日、大統領選の決選投票が行われ、選管が発表した開票率15%の中間集計によると、ノーベル平和賞受賞者で野党東ティモール再建国民会議(CNRT)が支持するラモス・ホルタ元大統領(72)が得票率61%で、現職ルオロ大統領(67)の38%を20ポイント以上先行した。大票田ディリでも40ポイント以上の差をつけて優勢。ホルタ氏は3月の第1回投票でも、ルオロ氏に2倍超の得票差をつけた。

 東ティモールは5月、隣国インドネシアからの独立20年を迎える。国民の約4割が貧困層で、若者の高い失業率など課題は山積している。