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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は19日発表した世界経済見通しで、22年の世界の実質成長率を3.6%とし、1月時点の予測から0.8ポイント下方修正した。ロシアによるウクライナ侵攻や対ロ制裁が主因。コロナ禍に加え、資源や食料などの物価高騰が響く。日本も原油高や長引くコロナの変異株流行が打撃となり、2.4%成長に下振れると見込んだ。
世界銀行は18日、22年の成長率予測を下方修正していた。IMFは「ウクライナへの侵攻が世界経済の回復を著しく遅らせる」と警告。ロシアは日米欧の経済制裁を背景にマイナス8.5%に落ち込み、ウクライナはマイナス35%とした。