トーチ演舞でやけど、市を提訴へ

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共同通信

 名古屋市守山区の市立中学校の校庭で2019年7月、火の付いた棒を振り回す演舞「トーチトワリング」の練習中に当時2年の男子生徒(16)が右腕にやけどを負った事故を巡り、指導教諭が安全配慮義務を怠ったとして、生徒と両親が市などに損害賠償を求め、近く名古屋地裁に提訴することが21日、代理人弁護士への取材で分かった。

 代理人によると、市教育委員会のマニュアルに従わず、灯油を十分に絞り切るなどの安全対策を怠ったなどと主張する方針。教諭らから「自業自得だ」などと責められ、精神的苦痛を受けたとして慰謝料も求める。

 市教委は「訴状が届けば適切に対応したい」としている。