Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は20日、2022年の世界全体の政府債務残高が対国内総生産(GDP)比94.4%に上ったとの最新の財政報告を公表した。新型コロナウイルス禍から持ち直しつつあることで21年から2.6ポイント縮小。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻で各国は物価高などに直面しており、債務が再び増大する懸念も指摘した。
世界全体の政府債務残高のGDP比は23年が94.1%と減少傾向が続くものの、24年以降は増加に転じ、27年には95.5%と見込んだ。先進国全体では、22年の115.5%から27年には112.7%まで減るものの、高水準が続く。