1200万人が国内外避難

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共同通信

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は19日、ロシアの侵攻を受けるウクライナの避難民の状況を巡る会合を開いた。国際移住機関(IOM)のビトリーノ事務局長は、約500万人が国外に逃れた上、約710万人が国内で避難生活を余儀なくされていると警鐘を鳴らし、国内外の避難民が計約1200万人に上るとの認識を示した。

 ビトリーノ氏は、避難民の大半を占める女性や子どもの状況に懸念を表明。人身売買や性暴力の危険にさらされていると述べ、保護に向けた対策強化の重要性を指摘した。人種差別の事例も報告されているとして、受け入れ国に公平な対応を求めた。