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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は20日公表した全国12地区連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)で、米経済が2月中旬から4月中旬にかけて「緩やかなペースで拡大した」との景気判断を示した。先行きは物価高騰に加え、ロシアのウクライナ侵攻による影響拡大への懸念によって「不透明になっている」との見方を示した。
報告は5月3、4日に開く次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。一層の物価高に対応するため、FRBは通常の2倍となる0.5%の政策金利引き上げに踏み切る可能性が強まっている。