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共同通信
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ロシアの川で生まれたサケ・マスに関する日本とロシアの漁業交渉が妥結したことが23日、分かった。北海道周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内での日本漁船の操業条件が決まり、漁獲権益が確保されることになる。ウクライナ侵攻でロシアに対する経済制裁を強める中、11日から交渉を始めており、異例の決着となった。
北海道では10日にサケ・マス流し網漁の解禁日を迎えていたが、操業条件が固まらず出漁できていなかった。
川をさかのぼる習性があるサケ・マスは、川の所在国が資源の利益を保有する「母川国主義」が国連海洋法条約で規定されている。