18歳男を逆送、強盗致死疑い

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共同通信

 今年3月、大阪府寝屋川市で専門学校生が刃物で刺され死亡した事件で、大阪家裁は22日、少年審判を開き、強盗致死の疑いで家裁送致された無職の男(18)を検察官送致(逆送)することを決めた。大阪地検が近く起訴し、裁判員裁判で審理される見通し。

 事件では、家裁が20日に別の男(19)も同じ容疑で逆送。改正少年法は18、19歳を「特定少年」と定め、重大事件では検察が起訴時に氏名を公表するか検討する。

 真鍋秀永裁判官は、被害者を刺したのは別の男と認定したが、「共犯者が刃物を持って犯行に臨むことを知っており、責任を軽いとみることはできない」として刑事処分が相当とした。