5月の0.5%利上げ支持

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共同通信
IMFの討論会で発言するFRBのパウエル議長(右)=21日(IMF提供・共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は21日、5月3、4両日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を通常の2倍の0.5%引き上げることを支持する姿勢を示した。国際通貨基金(IMF)の討論会で、記録的な物価上昇を抑えるには金融政策を「もう少し迅速に動かすのが適切だ」と述べた。

 FRBは3月の前回会合で事実上のゼロ金利政策を解除し、0.25%の利上げに踏み切った。パウエル氏は米経済は「とても強い」と強調し、最重要課題の物価高抑制のために5月会合で「0.5%を検討する」と明言した。

FRBのパウエル議長(ロイター=共同)