復帰後の歩み55%満足せず

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共同通信
1972年5月15日、復帰を祝う横断幕がかけられた那覇市の国際通り

 共同通信社は23日、沖縄県の日本復帰50年となる5月15日を前に、県民を対象に実施した郵送世論調査の結果をまとめた。復帰して「良かったと思う」が94%となった一方、復帰後の県の歩みに「満足していない」と答えた人は55%に上った。このうち40%が「米軍基地の整理縮小が進んでいない」を理由に挙げた。基地負担に関する他の都道府県との比較では「どちらかといえば」を含め「不平等だと思う」が計83%を占めた。

 復帰から半世紀を経ても過重な基地負担に対する県民の不満が浮き彫りとなった。

 調査は3~4月、沖縄県の18歳以上の男女1500人を対象に実施した。