金継ぎでウクライナ支援、盛岡

Published by
共同通信

 漆製品を製作、販売する盛岡市の「浄法寺漆産業」が、日本の伝統技法「金継ぎ」を通してウクライナを支援している。ウクライナ国旗をイメージした青い漆と金粉を使って陶磁器やガラス食器を修復し、売り上げの半分を日本赤十字社の人道支援に寄付する。

 金継ぎは、割れたり欠けたりした破片を漆でつなぎ、接ぎ目を金粉で装飾する技法。浄法寺漆産業の松沢卓生社長(49)が3月、海外に拠点を置く金継ぎ師に協力を呼びかけ、スイスやカナダから賛同するとの連絡が届いた。各国で同じ配色の製作を始めるという。

 海外では近年、「kintsugi」としての知名度が高まっている。