参院石川補選、自民勝利確実

Published by
共同通信
参院石川選挙区補選で当選を確実とし、万歳する宮本周司氏(中央)=24日夜、金沢市

 自民党参院議員の辞職に伴う参院石川選挙区補欠選挙は24日投開票され、自民前職宮本周司氏(51)=公明推薦=が、立憲民主党新人小山田経子氏(43)=社民推薦=ら3氏を破り3回目の当選を確実にした。岸田文雄首相は夏の参院選の前哨戦と位置付けた補選の勝利により、政治決戦への足場を固めた。立民は共産党と候補を一本化できず、泉健太代表就任後、初の国政選挙で敗れた。

 投票率は29.93%で、2019年参院選を17.07ポイント下回った。全県で実施される参院選と石川県知事選の投票率で過去最低となった。

 物価高騰を受けた緊急経済対策や新型コロナ対応が主な争点となった。

宮本周司氏=7日、金沢市