桜問題「収支不記載、最初から」

Published by
共同通信

 安倍晋三元首相の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会費補填問題で、2020年12月に政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式命令を受けた配川博之元公設第1秘書(62)が「安倍氏が(2度目の)首相になって最初の開催から収支報告書に記載していなかった」と供述したことが25日、配川氏の刑事確定記録で分かった。共同通信が同日までに請求し開示された。

 確定記録によると、地元・山口の事務所で統括をしていた配川氏は、東京地検特捜部に「地元で宴会を開くときは、安倍側が持ち出しをすると公選法上の寄付になるため、慎重に対応するようにしていた」と説明した。