ウクライナに食料支援伝える

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共同通信

 岸田文雄首相は26日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、ロシアの侵攻が続く同国への支援策として、新たに食料品や医薬品などの物資を提供すると伝えた。官邸で記者団に明らかにした。政府関係者によると、食料品はパックご飯3万5千個前後や魚の缶詰約3万缶、缶詰パンなど計15トン程度を送る。

 両首脳の電話会談は3月4日以来。会談でゼレンスキー氏は、化学兵器対応用の防護マスクや監視用ドローンの提供などの支援に謝意を伝えた上で、今後の支援や対ロ制裁への考え方を説明した。首相は記者団に「ウクライナを後押しする外交努力を積極的に展開していきたい」と強調した。