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共同通信
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【パリ共同】国連世界観光機関(UNWTO)は27日、本部のあるマドリードで臨時総会を開き、ウクライナに侵攻したロシアの加盟資格を一時停止する議案を可決した。ロシア代表は討議に先立ち、脱退の意向を表明して議場を退出したが、採決は実施された。
UNWTOによると、脱退はロシアが通告文書を正式に提出してから1年後に発効するが、採決で加盟資格の停止が決まれば即時に効力を持つ。
加盟資格の停止には総会で投票した国の3分の2の賛成が必要。スペイン通信によると、約160の加盟国のうち90カ国以上が総会に参加し、投票したのは51カ国で賛成40、反対11だった。