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共同通信
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北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難し、11人が死亡、15人が行方不明になった事故で、運航会社の「知床遊覧船」(斜里町)は、荒天が予想される場合でも、ツアーを実施するケースが常態化していたことが28日、分かった。同社の桂田精一社長(58)が明らかにした。海が荒れた場合は船長判断で引き返すことを条件としていた。
第1管区海上保安本部(小樽)は、業務上過失致死や業務上過失往来危険の疑いでの立件を視野に、事故当日の出航の経緯を調べている。
1管は救助要請があった現場周辺から東の海域に範囲を広げ捜索を続行。