NJ高校、卒業生100人超が脳腫瘍
原発性、放射線検査実施へ
ニュージャージー州ウッドブリッジタウンシップにある高校で、百人以上の卒業生と職員が脳腫瘍と診断されたとの報告を受け、環境専門家が調査を進めている。ニューズウィークが26日、報じた。これまでに、原発性脳腫瘍の117人と、70人の非常にまれながんの患者が見つかっている。
ニュースサイトWABCによると、ウッドブリッジタウンシップは、町内のコロニア高校と、報告されている脳腫瘍との関連性を調査するために、同校で放射線検査を実施するよう、環境エンジニアリング会社T&Mアソシエイツと契約した。環境保護庁も、調査に協力している。
1989年に同校を卒業したアル・ルピアノさんは、同校出身の妻のミッシェルさんと妹のアンジェラ・デシリスさんとともに脳腫瘍と診断された。デシリスさんは、脳腫瘍の一種である多形膠芽腫により、2月に死亡。環境科学者であるルピアノさんは、この問題に関する調査に乗りだし、同校出身で原発性脳腫瘍と診断された人たちに、フェイスブックを通じて連絡を取り始めた。
ルピアノさんは、同校出身者以外の同校周辺住民からも、近隣でがんが多発していることなどの懸念を示す連絡を受けているという。ルピアノさんの報告書が地方当局者の注意を引き、調査が開始されるに至った。調査の期間中、同校では通常通り授業が行われるもようだ。
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