LGAと各駅を結ぶバス、当面無料へ
ホークル氏発表、来月1日スタート
ニューヨーク州のホークル知事は27日、クイーンズ区のラガーディア空港(LGA)と地下鉄5路線、ロングアイランド鉄道をそれぞれ結ぶQ70バスを5月1日から当面、全面的に無料化すると発表した。交通渋滞緩和策として、公共交通機関の利用を促そうと、これまでも休祝日の運賃は無料だった。amニューヨークが同日、報じた。
同路線は、LGAの各ターミナルと地下鉄E、F、M、R、7線の「74丁目・ブロードウェイ/ジャクソンハイツ・ルーズベルトアベニュー駅」、ロングアイランド鉄道(LIRR)の「ウッドサイド駅」をそれぞれ結んでおり、クオモ前知事が2016年に「ラガーディア・リンク」と命名。以前から無料化が求められてきた。
現職知事として初めて、ニューヨーク州都市交通局(MTA)の月例理事会に出席したホークル氏は「ニューヨーク・デイリーニュースの社説が、この動きを後押ししたことに触発された」と述べた。
ホークル氏は昨年10月、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局に対し、クオモ前知事が提案していた予算21億ドルに上るLGAエアトレイン計画にブレーキをかけるよう要請。同港湾局は、計画に代わる14の代替案を検討する研究会を招集し、地下鉄の延長のほか、ライトレールや高速バス輸送システム、フェリーの導入などについて検討している。
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