著名作家の息子が死亡
生後10カ月の娘の薬物中毒死に関与
著名作家、ポール・オースター氏の息子、ダニエル・オースター容疑者(44)が26日、病院で死亡したことが明らかになった。28日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
昨年11月、生後10カ月の娘ルビーちゃんがフェンタニルとヘロインの急性中毒で死亡。同容疑者は4月17日、過失致死などの容疑で出廷した。3日後保釈処分を受けたが、クリントンヒルの地下鉄駅で意識不明の状態で発見された。警察関係者によると、26日、搬送先の病院で生命維持装置が外され、死亡が確認された。死因は薬物過剰摂取とみられる。
ルビーちゃんの母親は昨年11月1日、アパートから外出する際、ルビーちゃんは「元気で、生き生きしていた」と証言。オースター容疑者は、その後ヘロインを打ってうたた寝をしたが、起きてみるとルビーちゃんは「真っ青で、反応はなく、息絶えていた」と話した。同容疑者は1990年代に起きたドラッグディーラー殺人事件に関し、このディーラーから盗まれた3000ドルを処理した罪を認め、執行猶予処分を受けたこともある。
容疑者の弁護士はコメントの求めに応じていない。ただ、過去に、同容疑者はしばらく薬物を使用しておらず、依存症対策のカウンセリングも受けて、警察には自ら出頭したと話している。父親のポール・オースター氏はコメントを拒否している。
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