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共同通信
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北海道・知床沖で沈没した観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が船舶検査を事故3日前の20日に受けた際、船長が通信手段を衛星電話から携帯電話に変更したいと申し出て、認められていたことが30日、国土交通省への取材で分かった。航路の大半が通信エリア外だった可能性があり、申請や確認の在り方に問題がなかったかどうか詳しく調べる。
変更された携帯電話は現場海域周辺で通話しにくく、沈没が確認された「カシュニの滝」付近ではほとんどつながらないとみられる。
また、船長が海上保安庁に通報した際、客の携帯電話を使ったとみられることが30日、関係者への取材で分かった。