沈没の船体、海底で30度傾く

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共同通信
4月29日、海上自衛隊掃海艇いずしまが撮影した、北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU 1(カズワン)」(第1管区海上保安本部提供)

 北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が沈没した事故で、海底のカズワンが30度ほど右に傾いた状態であることが1日、第1管区海上保安本部(小樽)への取材で分かった。

 1管や海上自衛隊、道警などは、行方不明となっている12人の捜索を続けた。海底で発見された船の開口部から遠隔操作で水中カメラの進入を試みているが、深い海は視界が悪く、速い潮流に阻まれて難航。船内に不明者が残されているかどうかは確認できていない。

 これまで水中カメラを投入していた海上自衛隊と1管に続き、1日は道警も加わった。